「Noli Me Tangere」が、ゲームになってリリース!
日本とも関係が深い国、フィリピン。その国民的英雄と言われる「Jose Rizal(ホセ・リサール)」をご存知でしょうか。彼は、スペイン、フランス、ドイツなど、様々な国へ留学し、15ヶ国語以上を理解し、さらに、医師、小説家、画家でもあります。フィリピンを知性で革命に導いたと言われている人物です。
今回、紹介するのは、「Jose Rizal」の小説「Noli Me Tangere(ノリ・メ・タンヘレ:「私に触らないで」の意)」のゲーム版、モバイルアプリです。
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「The Noli 」プロジェクト
この「Noli Me Tangere」のゲーム化に取り組んだのは、フィリピン出身の留学生、Jason Alcantara(ジェイソン)です。2018年4月に来日し、奥多摩日本語学校で日本語とIT技術を学んでいました。
「Noli Me Tangere」のゲーム化には、卒業制作として取り組みました。2019年4月から9月までの長期にわたるプロジェクトです。
彼の卒業制作チームのテーマは「教育」。「教育」とテクノロジーというテーマで卒業制作に取り組みました。フィリピンの大学でゲーム制作について学んだ彼は、「Noli Me Tangere」のモバイルゲーム化に取り組みました。
なぜ「Noli Me Tangere」(ノリ・メ・タンヘレ)なのか?
実は、この小説、なんと63章もあり、400ページ以上にわたる大作なのです。しかも、高校生はこの小説を読むことが義務化されているとのこと。「全編を読むのは、すごく大変だった」と彼は言います。
そこで、誰もが簡単に、楽しみながらこの本の内容が理解できるようにとゲーム化に取り組んだのです。
孤独な制作作業
とはいうものの、このプロジェクトは、ジェイソンがたった一人で始めました。ユーザー調査、作画、デザイン、ゲームの設計、ダイアログの選出、コーディングまで、すべて一人で行ったのです。
当初の予定では、6章まで完成させるということでしたが、実際に作業を行ってみると、予想以上に大変だったようです。「見積もりが甘かった」と彼は言います。
「やりたいことやアイデアもたくさんあったんだけど、一人では全部やるのは、本当に大変だった」
と、言いつつも、最終的に1章、2章を完成させました。
ゲームの紹介
ここで、ゲームの内容をちょっとお見せしましょう。

パーティで女性たちが何やら話しています。
(この作画も、ダイアログもジェイソンによるものです)

そこにホセがやってきて、話しかけました。
女性の質問に対して、答えを選べるようになっています。
ゲームのデモ動画はこちら。
(フィリピンの高校生を対象にしているので、残念ながら日本語版はありません)
制作者:Jason Alcantaraの紹介
彼は、とても美しいアートポートフォリオを運営しています。

この中の3D化された奥多摩町のゆるキャラ「ワサピー」は、他のプロジェクトでワサピーの3Dゲームを作った時のもの。
(奥多摩町の使用許可をもらっています)
Qiitaにも記事を書いています。

今後の展開は?
何と言っても63章のうち、まだ、1、2章しかできていませんからね。まだまだ、制作には、時間がかかりそうです。
ジェイソン曰く、「全部を1人で完成させるのは無理。『制作チーム』を編成して、63章まで完成させたい!」とのことです。興味のある方、ぜひ、お声がけください。


