2025年2月6日にベトナム・ハノイで開催された「日本語教育を通じたグローバルデジタルトランスフォーメーション人材育成シンポジウム」に登壇しました。
このシンポジウムは、NiX Education株式会社(以下、NiX)が主催し、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターの助成を受けて行われました。NiXは、ベトナム国内のIT系大学と連携し、キャンパス内の日本語センターにおいて提携校の学生を対象に日本語教育を提供する一方で、IT企業とも連携し、ITエンジニアとしての実践の場を提供している企業です。日本語教育と日本のIT企業という産学連携のハブとなる事業を展開しています。
私は、講師として招かれ、久しぶりにベトナム・ハノイを訪れました。何か新しい風が吹いているのを予感し、ワクワクしながらの訪越でした。
プログラムは、以下のとおりです。
- 第1部:NiX内部向けワークショップ
- 第2部:外部向けセミナー「日本語教育の未来を多角的に考える」
今回は、当日の様子を写真とともにお伝えします!
第1部 内部向けワークショップ
第1部では、主催者であるNiXの日本語教師を対象にワークショップを行いました。NiXは、日本のIT企業への就職を目指すベトナムの大学生に対し、より実践的な学習プログラムを提供しています。自社開発の学習管理システム(LMS)を活用し、内容統合型学習(CLIL)やプロジェクト型学習(PBL)を積極的に取り入れています。
このような授業において、教師の役割は非常に重要であるにもかかわらず、日本語教育においては、十分な知見が共有されていません。
今回の内部ワークショップでは、このような授業においてどのようにコミュニケーション能力を養うのか、また、フィードバックをどのように行うのかなどについて考え、意見交換を行いました。
慣れない授業スタイルに試行錯誤しながらも、いい授業をしたいという先生方の熱意に溢れるワークショップでした。
第2部 シンポジウム「日本語教育の未来を多角的に考える」
第2部は、場所を移して外部関係者を招いたシンポジウムが行われました。
詳しいシンポジウムの内容は、下記のnote記事をご覧ください。
日本語教育が提供できる価値とは?
〜グローバルDX人材育成シンポジウムをふりかえる
開催場所は、Interconnection Mỹ Đìnhという、緑に囲まれたすてきなイベント会場でした。



当日は、4人の登壇者による発表とパネルディスカッションが行われました。4人の登壇者は、それぞれ産学協同、民間日本語学校、企業内研修、自己学習といった異なる現場の学習環境設計者という立場で参加しました。私は、民間日本語学校での実践から得られた知見についてお話ししました。



会場には、行政、大学関係者、民間企業など、日本語教育関係者に留まらない非常に多様な参加者が集まり、このシンポジウムの目的を体現したような会になりました。

訪越は、コロナ前、2019年に講師として招かれたワークショップ以来でしたが、PBLのようなアクティブラーニングが、日本語教育にも根付いてきているのを実感しました。このような実践が、海外の日本語教育で積極的に行われていることに、日本語教育の未来を感じました。
招待いただいたNiXの皆様、シンポジウムに参加くださった皆様、貴重な経験をいただきありがとうございました!


